育休・育児

【最新版】男性の育休 ~全国の取得率と取得期間~

今日は、平成30年度版 厚生労働省による育児関連の調査結果を踏まえて熱く語りたいと思います。

 

全国の企業の妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント防止対策

 

厚生労働省の調査によると、平成30年度の、妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント防止対策について、取り組んでいると回答した企業は68・8%でした。

そしてなんと、企業規模が5,000人以上では100%となっています。

時代が時代ですし、各企業もある程度敏感になって対策を行ってくれているようですね

 

では、実際にはどんな取り組みを行っているのでしょうか。

 

  • 就業規則などの書面でハラスメントについての方針を明確化し周囲した・・・65.1%
  • 相談・苦情対応窓口を設置した・・・43.9%
  • 業務体制の整備など必要な措置を行った・・・34.0%

 

となっております。

 

では、実際の相談実績または事案のあった企業はどのくらいかと言いますと、

 

1.7%

 

となっております。5,000人以上の規模では30.5%と高めですが、

いまだに相談実績などは0%に限りなく近いのです。

 

これをどう解釈するかです。私は2つに解釈できると思います。

 

  1. 実際に事案自体が本当に少ない
  2. 相談はしたいが出来ない

 

あなたはどちらが多いと思いますか?

私は日本人の性質や、国・企業の対応の遅れなどから総合的に判断するに、断然2が多いのではと思っております。

 

男性の育児休業取得割合の現状

 

あくまで、働くお父さんに向けての特化したブログなので、男性について書かせて頂きます。

 

平成28101日から平成29930日までの1年間に、配偶者が出産した男性のうち、平成30101日までに育児休業を開始した者の割合は、6.16%と、前回調査より1.02%上がりました。

平成25年から右肩上がりに伸びているとはいえ、まだまだ少ない状況です。

 

育児休業の取得期間

 

平成2941日から平成30331日までの1年間に育児休業を終了し、復職した男性の育児休業期間は、

  • 5日未満・・・36.3%
  • 5日~2週間未満・・・35.1%

となっており、2週間未満が7割以上もいます。

 

私は正直、これからは男性も積極的に育児にかかわるべきだし、そういう時代になってくると確信しています。どうしてこんな短い期間しか取らないのかと思っています。同期にも最近子供が生まれた男性がいたので、聞いてみたところ、こんな会話のやり取りがありました。

 

「育休、とらないの?」

「うん、取ろうと思ってる。1週間くらい。」

「それ、有休みたいなもんじゃん」

「そうだね」

 

理由を聞くと、お金の面が大きいと言っていました。彼も奥様は専業主婦です。しかも子供3人ですからね。

育児休業給付金も、子供の人数によって増減させるとか、柔軟な対応がもっと必要なのではと思っています。

ちなみにですが、育児休業給付金が原則出る1年間について取得した人については、12ヶ月~18ヶ月未満という括りでしかデータがないのですが、

1.7%

となっております。100人いたら2人ほどといったところですね。しかもなんとこの数値、平成27年度の2.0%から下がっているんです。全く取得率は改善していないことが伺えますね。

 

育児ということに対する意識

 

あなたは育児についてはどのように考えていますか?

 

私は、自分という人間の一度きりの人生、一番かわいい、一番天使の時期の子供と全然会えない人生なんて勿体なさ過ぎるって思うんです。

そう思いませんか?

私はなぜ皆、そう思わないで、社畜のようにただ勤務先に時間を捧げているんだろうってすごく思うんですよ。

例えば、2019年度は、366日あって土日祝日が122日あります。普通に有給休暇をとらなかったら244日を会社にささげることになります。

単純に2019年度の自分の人生で3分の2を会社にささげている計算になります。

勿体なさ過ぎませんか?お金のためだけにそんなに犠牲にしていいんですか?

私はそう思うんです。

 

そして、1年育休を取ることで、死ぬほど大変ですか?そんなにあなたはお金に困っていますか?

 

もちろん、困っている方は仕方ないです。でも、困らないように育樹休業給付金という国からの補助制度がありますし、その期間は保険料も一切かかりません。

 

さらには、今の時代、究極的には「生活保護」という手も最終手段としてあるんです。実は、日本では働かなくてもなんとか生きていけるというそういう国になっているんです。それなのに、あなたはどうして育児休暇を取得して利用しないのでしょうか?

 

私はそう思うんです。

 

たとえば、私の勤務先に当てはめてみても、244日間の勤務日数から、有休休暇がフルで20日間、夏季休暇や特別休暇などで20日間あります。その合計40日をマイナスしたとしても、勤務日数は204日間になります。それでも半分以上は会社に人生を捧げている計算になります。

 

子育ては、大変なことも多いですが、本当に幸せだなって思いませんか?普通の親なら思うはずです。

 

1分1秒日々成長していく、お母さんがおなかを痛めて命がけで生んだ子供。

 

その宝はこの世に唯一無二。何物にも代えられませんし、宇宙で一番愛おしいものです。そしてもちろん、会社なんて比較にすらならないんです。天秤にかけること自体、子供に失礼です。

 

そして、育児休暇を取得しなかった多くの男性があとでこう思うはずです。

 

「ああ、もっと子育てしておけばよかった」

「ああ、もっと子供との時間を沢山過ごしておけばよかった」

「どうしてあんなに働いちゃったんだろう。子供との時間はもう戻らないのに」

 

少なくとも私は、自分が育児休暇を取得しなかったら絶対にそう思うだろうと確信しています。

だから、育休を取ろうと思っています。

 

今一度、「育児」ということに関して、あなたも考え直してみませんか?

一緒に、お父さんが育休を最低1年は当たり前のように取得する日本にしていきましょう!

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